うん。だから、大丈夫。


『仁』


ガチャ


仁「なんでしょう…か…?」

『どうしたの?』


私を見て固まってる仁。


何があったの?


不細工すぎて、声が出ないって…?


仁「えっと…。出かけるのですか?」

『うん。そうよ。桐原組の息子が繁華街に行ってるらしいから』

仁「車を出しますか?」

『そうね…。そうした方がいいわね』

仁「わかりました。でも、ちょっと待ってください」


そういって仁がどっかに行った。


5分して戻ってきた。


なぜか、手に香水を持ってる。


何故?


仁「西原組には、独特な匂いがするらしいのです。だから、組の奴らにばれます。だから、香水です」

『なるほど…。でも、今香水つけたら無駄だと思うよ?』

仁「そうですね…」

『じゃ、行くときにつけるわ』

仁「わかりました。車の手配が出来ました」

『わかった。今、行くわ』


私は、家を出てすぐにある車に乗った。


『あ。門の所で一回降ろして』

仁「わかり…ました」


仁は、すぐにわかったみたい。


だから、仁って役に立つよね…


私の事、すぐにわかってくれるし。