｢そんなことない…私は…私は｣
｢おいで｣
｢なにがあったかはわからない、でも俺はお前の味方だ｣
｢ずっとﾊｧﾊｧ傍に居てくれる?私…ﾊｧ私身体弱いけど、離れない?ﾊｧﾊｧ｣
｢あぁ傍にいる…ずっと傍にいる離れない。向日葵に良くなって欲しいから医者になったんだからな｣
｢ありｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…がｹﾞﾎｯと｣
｢喘息の発作でてきたな苦しくないか?｣
｢大…ｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ丈夫…｣
｢全然大丈夫じゃねえじゃんか｣
｢平気…ｺﾞﾎｯﾋｭｰﾋｭｰ｣
｢もうしゃべんなくていい苦しいだろ。やべーな深呼吸できるか?｣
苦しくて返事ができないのか小さくｺｸﾝとうなずいた
｢ｽｰ ﾊｰ ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯﾊｧﾊｧ｣
｢だめか｣
｢向日葵処置室いくな｣
ﾋｮｲとお姫様抱っこして急いだ
｢意識出来る限り保ってな｣
頷こうとしたけど苦しくて頷けなかった…
そのまま苦しくて保とうとした意識が薄れていく中で最後に
｢向日葵大丈夫だ｣の声を聞きながら意識がプツンときれた…
