1本の向日葵を君に…


ビクッ

「違うの全部自分でやったの」



「向日葵いい加減にしろ」



「拓にいなんか…ハァ拓にいなんか…ハァ嫌いハァハァハァ」



ガラガラパタン


「あぁ〜拓にいにまで嫌われちゃった…」



「ヒクッでも拓にいだけにはしられたくなかっただけたのに…ハァハァ…ハァ」



「もういいや。拓にいに嫌われちゃったハァハァ…まりにも嫌われちゃったし、私に帰るとこハァハァなくなっちゃったハァハァ…」



「死にたいな。死んだら楽そう…」



ガラガラ


「屋上ハァどこだろ…」



「ヤバハァハァい…屋上まで行けないかもハァハァ…でもここで倒れたら死ねるかわかんないハァハァあとちょっとでハァ屋上なのに…」



「大丈夫お姉ちゃん?」



「僕ハァ屋上まで連れて行ってくれる?」



「わかった〜」



「僕ハァありがとニコッ」



「うん」



「よしハァあとちょっと」



「これで死ねる…アハハハ人生あっけない」



「よいしょ1歩踏み出したら楽な世界だ」


ガシッ


「そうとはかぎんねーよ」



「拓にい…邪魔しないで」



「死にそうな人が前にいてもほっとくのか?」



「…」



「馬鹿…命無駄になんかすんなよ」


「みんな悲しむぞ?」



「ヒクヒク悲しむ人なんて1人もいないよ」


「いっつも1人で頑張ってきた」




「俺には助けてって言ってるようにみえたけど?」