1本の向日葵を君に…


「向日葵黙っちゃわかんないだろ」


「ごめんなさい」



「じゃあ昨日だけじゃないんね」



「ちがっ…」



「ちがうの?」



「医者から見るとだいぶ前からの傷があるけど…」



「それは…」



「前からあるんだろ?」



「…」

答えないでコクンと首を下げた



「やっぱりな。次はこの傷はどうやってできた?」



「自分でやった…」



「じゃあ俺の前で見して?」



「えっ!?」



「いつものようにやってみな」



どうしよわかんない…力一杯やれば認めてくれるかな…だったらやるしかない…


「わかった」



「っ!!」


ボコ

「ウッ…」



「馬鹿なにしてんだよ」



「やってって言われたから」



「馬鹿…痛いだろ本気にすんなよ」


「もう痛みなんかかんじないから大丈夫ニコッ」