感想ノート

  • ぐりぽんトピ、さっぱり上がってこないな…

    しかし、「だれそれの作品が好きです」てのよくあるけど、ほとんどの書き込みが「好き」「感動した」ばっかり。トピでチャットしてどうするんだ…

    疾風雷神 2009/05/24 21:59

  • あそこで蒸し返しておかないと、気がついた人に迷惑がかかるから、蒸し返した。

    それだけの話なのだけどね^^;

    私の場合は、どうしてもね、伏線の張り方が分かりにくいせいか、エンディングがくどくなりがちだという欠点があるらしい。

    それが、フェイスには、諸に出た。

    最初に、あの会話は存在しなかったのだよ。

    でもね、編集さんと相談した結果、「キララ=弥生」みたいな、伏線をコレだけ張りつつ、結局最後まで明かさないのは、意地悪が過ぎるのではないか?

    ・・・ということで、最後に、加えてみた。

    確かにくどいけど、あそこで、あの会話を入れたことは正解だと思う。

    あの会話のおかげで、一度読んだだけでは分からない、事実も二度読めば「あれ?もしかして?」や「ああ、そういうことか」みたいな、読み方が出来るからね。


    私は、実はフェイスがミステリー初挑戦だったから、自分の限界まで、練りに練りまくって、その上、さらに練るだけ練ったら、あんな形になったのだよ。

    ミステリーは、爽快、豪快、痛快に終われば良いというわけじゃないもの。

    ホラー小説が、最後まですっきりしない「恐怖」を残してこその作品だとするなら。

    ミステリーは最後まですっきりしない「腑に落ちない」部分を残してこそだよ。

    煮え切らないのも、仕方ない。

    ねもやん二号 2009/05/24 19:53

  • さらに根本的なところで好みの違いがあってましたか……これは、失礼しました。

    では話をそこまで引き下げて、あるいは引き上げて、改めまして、まず質問からになってしまいますが、ねもさんの例にあげられたいくつかは、想像ばかりのもので答えは曖昧と思うんですが、それは、例にあがったそれひとつで完結してますか?
    もちろん、前作や次回作知ればより楽しめるのはそうでしょうが、ストーリーという部分に観点を置いた場合、そのストーリーは、それの中で終結していますか?
    たぶん終結しているんじゃないかと思っておきます、それで話をします。

    で、たとえ謎はなぞのまま、使いきらない要素もあったり、また、……まあ、とにかくねもさんの言われるエンディングも、ひとつの形としてありだと思います。

    それらを踏まえました上で、フェイスのラストシーン。あのキララが生きているか否かをあえて煮え繰り返す会話。
    やっぱり、あそこが私はフェイス最大のネックに思えてならないんですよ。あそこの前に、『これからネットでの戦争が始まるだろう』的な感じで、フェイスのチームが組まれました。あそこで終われば、いわゆる『俺たちの戦いはこれからだぜ』とかのノリの、珍しい成功例として収まれたと思うんです。
    珍しいというのは、たいてい、『俺たちの戦いは~』っていう、『まだ続くんです』的エンディングは、読者に敬遠されています。が、それを抑えて、あのエンディングはあの形でいいとさえ思える。
    それこそ、あのチームが組まれたあとの三つ巴は、完璧な想像世界ですし、むしろ、あそこは想像世界に委ねてこそのエンディングでした。

    が、そのさらにラストでキララの蒸し返し。

    すでに三つ巴の件で『これはここで完結だけど、先がある』と思わせているところへ、さらに謎を思い出させているんです。
    だから急に、エンディングの締まりがなくなって感じたんです。

    木津か中井くらいわかりにくい伏線を張っているというのに、最後にわざわざここがわかりにくいとこだよ、と伝えるのは、むしろ、読者にとってありがた迷惑じゃなかったかな、と私は思ってるんですが、そこの、ねもさんの意見は?

    紅 憐 2009/05/24 18:36

  • それこそ、考え方の違いだと私は思うのだが・・・。

    私は、その「正解のない想像の域を出ない」部分を残すのが好きなんだし・・・^^;

    まだ、携帯にフェイスを載せていたときに、後書きにも書いたけど
    「真実というのはいつも一つなどではなく、絶えず、あらゆる可能性を秘めながら、誰も見えないところで眠っている」

    と、書いたとおりだよ。

    特にフェイスの場合は、それが一つのメインテーマみたいなところがあったらからこそ、キララの生死どころか、あらゆるところで謎を残したまま終わっているのだよ。

    そして、私はそう考えるからこそ、あらゆる伏線を張りつつ、それを明かさず、そのままにしておいた。

    まぁ、私の場合は、毎回10の設定を作ったら、4~5ぐらいしか使わず、物語を書くのが、いけないのかもしれないけどね。

    せっかく思いついた設定だから、活かしたいと思うのは作家の性かもしれないけど、あえて、それを黙っているというのも、私は大いにありだと考えているよ。

    ねもやん二号 2009/05/24 18:14

  • そういう手法があるのもわかりますし、ねもさんのに貼られてる伏線も、私、結構気付いてるつもりです。

    ただ、あくまでそれが、推理じゃなくて憶測の域を出ないんです。考えられる要素をただ考えるのは想像や憶測です。けれどそれとは別に、踏まえるところを踏まえればちゃんとひとつの真実に辿り着くものでないと、ダメだと思うんです。

    編集がおっしゃられたのは、私も判然とした言えるわけじゃないですが、「伏線があるのはわかるけれど、この伏線でどんな真実を読者に推理させたいかがわかりにくい」んだと思います。

    物語にない部分を想像したりするのはすべての読者に許される権利であり、その想像があるから、続きはどうなるんだろうや、期待を抱けるんです。
    が、それらの想像の種となる、伏線がある。そうですよね。で、その伏線を残したままにしたとしても、必ず、「正解の想像」があるんです。すなわち、作者が考えていることと読者の脳がシンクロした形の「想像」です。これに至るまでが、物語の秘部への推理です。

    上にも書きましたが、たとえ答えが作中になくても、読者を想像世界の正解へ導ける伏線作りは肝心であり、ねもさんのは、そこがいまいちはっきりしないんです。想像はいくらでもできますし、たぶん、今私の抱いている想像のひとつに、正解もあるかもしれません。

    が、それだけでなく、読者に「いや、でもやっぱり絶対、書かれてはないけど、このあとはこうなるだろう」と思わせなくてはどうするのか、ということです。表現否定じゃなく、「わかりやすい、けれどしっかり読者の頭をこねる伏線作り」こそが大事でしょう、ねもさんのあれは、正直、編集さんの言葉通りわかりにくいですよ、と、こうまとまるんです。

    紅 憐 2009/05/24 17:32

  • なんだか、久々に着たら、私の話が少し出ているみたいなので、言い訳しておこうかね・・・。

    私はね、逆に「想像の余地」を残さない終わり方は、嫌いなんだよ。

    最後まで「あれ?あれは、どうなったの??」ぐらいは残しておかないと、面白くないと思う。

    そういう意味で、私はフェイスの終わり方もギアのあの終わり方も満足しているよ。

    ついでに言うなら、フェイスのキララが生きているっぽい伏線は、弥生のセリフの端々に現れているのだけど、どうも私の伏線は分かりにくいらしいのだよね・・・。

    編集さんにも言われた。
    「これ、よく読まないと分からない」・・・って・・・。

    ギアにしてもそう。

    海人とKが同一人物だと、実は、納得のいかない点がいくつか、存在するのだけど、どうも、誰にも気付いてもらえてないらしい^^;

    ちなみにさらに言うなら「魔道師と暗殺者」に出てくる悠人の裏には、物凄い強大な背景が存在するっぽい描写をいくつか入れているのだけど、分かりにくいわな^^;


    でも、私は、そういう「ものすごい気付きにくい」伏線やトリックを張っちゃうのが、好きで、しかもそれを最後まで明かさないという、いやらしいことが好きだから、仕方ない!!

    これは、私の好きな作品の傾向がそうだからなんだよな・・・。


    カウボーイビバップにしても、スパイクには壮大な過去があるような描写がありながらも、その過去については、あまり触れられなかったし・・・


    逆シャアにしても、アムロとシャアが生きているっぽい描写をしながらも、死んでいる表現をしていて、結果「行方不明」という方向で、終わらせていたり・・・。


    私は、そういう悪い言い方をするなら「曖昧表現」良い言い方をするなら「想像の余地」を残しているほうが好きなんだよ。


    ちなみに、フェイスにいたっては、何人か気がついた人はいたみたいだよ。

    キララの正体や生死については・・・。

    よく読めば分かるようには、作っているんだよ。特にフェイスはミステリーなんだからね。

    ねもやん二号 2009/05/24 14:17

  • その「くどい!」っていう部分まで、読んでない、かも、しれ、ません。すみません正直忘れてます。ただ「あ、なんかいきなり」って思って、そこからページ読み進めてないのは記憶していて。あとから説明があるなら問題はないと思いますよ。

    ただ、やっぱり話には流れがあり配分があり。
    仮に、あの物語を1000文字小説に変換しろと言われたら、当然説明部分もそれに見あった分へ縮小されますよね。その時適度に縮小された形が、「くどい!」と言われない基本配分だと思います。
    それ以外は、なにに重きを置くかで配分が変わりますし。ただなにより、小説は説明書じゃないのが前提ですから……「くどい!」は別の意味で問題かもですね。
    早めのうちに津也の基礎身体能力をわからせるような伏線がほしいところです。

    紅 憐 2009/05/24 13:35

  • ああ、あれねえ…

    伏線なしでいきなり持って来たからね。もっと早く出すつもりだったアリアスが後回しになってしまい、そこから解説とか入れようとしたら…

    「くどい!」

    というくらい文章がズラズラと。

    完全に構成ミス。

    で結局、話がダレるくらいならとそのままに。

    やっぱり書いたほうがよかったかな?

    疾風雷神 2009/05/24 13:05

  • ケーブルの話をすると弟がよくも知らないのに「つけろよ」と命令してきそうで、なんだか怖いです……

    あ、じゃあ

    実は、170ページちょい前くらいのシーンなんですが、津也が「体術を極めれば……」と語り出すところですね。あそこで技の説明がされるんですが、あそこまで読んでいて、「はて?津也って、そんな武術家だったかしら?わりといきなりの流れでサバイバーになったような……」と思ったんですね。

    つまり一般人。特殊な能力をサバイバーの力で得たとは思いますが、それはあれの力を発動させた時のみというニュアンスで私は捉えてますし、たぶん多くの読者がそう感じていると思います。なにせ雷神さんの十八番の『変身もの』ですから。まあ多少は、生身でも戦えるでしょうが。

    が、が、が。
    生身で、指先などの末端でも超高速に持っていき、空気の圧を放つなんて、可能でしょうか。特に津也はそんな、日頃から鍛えて鍛えて鍛えて鍛えてっていうキャラには思えない分、たとえ技の説明をなされたとしても、「え~、それないよぉ」って思うわけです。

    すると、「じゃあなんで津也はあの、もう人間のレベルを超えてそうな技を、変身せず使えたか?」って疑問です。
    答えを想像します。
    「実は武道家だった」「日頃から鍛練していた(描写がないだけ)」「実は隠居している、なにかの猛者だった」「過去にすさまじい戦いに身を投じていた」

    などなど。
    ですが、そう考えたら、当初の「津也一般人論」が破綻するわけです。

    え?じゃあなんであんな技を出せたの?って疑問は、今度は作者へ向くんです。しかも悪い意味で。たとえば「あー、どうせ思い付きで出したのかな」とか、「好きなものだけ入れればいいってわけじゃないでしょうに」とか、「これ、どう収拾つけるのかな」「最初のキャラ設定ちゃんとしてたのかな」とか、それはそれは悪い意味で。ですが、そう思われても仕方ないんですね、それまでの津也が、本当に凡人に見えてただけに。
    急に武道やらの奥義書だか秘伝書だかを見つけた過去の話を持ち出された時には、なかばついていけなくなりましたからね。

    最初から、津也はその筋だって伏線があれば、飲み込めたんですが。

    紅 憐 2009/05/24 12:48

  • 津也もそうだけど、中断してる他のやつもね。

    あ、指摘はしてもらって桶よ。

    悪い所を直してこそ上達するんだし、それで腹立てるくらいなら公開する資格ないと思うし。
    明らかな中傷は別だが。



    関東でしかやってなかったり、ケーブルや衛星限定とか多いよね~。

    疾風雷神 2009/05/24 12:31

感想ノートに書き込むためには
会員登録及びログインが必要です。

pagetop