クズレタ果実【完】

「本郷と五条の事、夜にでもメールしろ」



「それは無理。冴嶌が出たら、倫子がどうするかわからない」



私は彼氏と言っても、結局はお金を得る道具にしてた。

倫子を甘く見たら、私たちの関係まで言われて、退学は間違いない。

自由が、なくなる。

そんなの絶対に嫌。

冴嶌から離れた私の前に、右手を庇いながら翼が走って来た。

自由散策の時間はない為、会話なくとも傍に居て、話す時間を探す。