クズレタ果実【完】

足元に散らばるお札を見る2人を尻目に、私は倫子に電話を繋ける。

もう16時になる。



『もしもし苺華?楽しんでる?』



電話に出た倫子に、私は「そっちがでしょ?」と返す。



『苺華?』



「白々しい態度。何で翼を誘ったの」



『ふふっ。それは苺華が一番わかってるでしょ?私たちの関係を邪魔するヤツは許さない。本郷翼も…冴嶌もね』



…なるほど、ね。

私は倫子を鼻で笑った。