クズレタ果実【完】

止められなかった倫子。

でも、翼には辞めて欲しい。



「こんな事して、楽しい事なんてないんだよ?止められなくなるよ?」



「私は別に良いよ。――“愛なんて、ないんだから”」



翼はもう、倫子の色に染められて居た。

簡単には抜け出せない、倫子の世界へと。

私は財布を出し、貢がせたプレゼントを質屋に出して手にしたお金。

財布に入れっぱなしだった30万円をばら蒔いた。