クズレタ果実【完】

「言ってくれなきゃ、わからないでしょ…?断られる辛さ、知らないでしょ…っ゛!」



「だから、それは悪かった」



頭を撫でられ、「ごめん」と言われたら許してしまう。

離れ、私の肩に手を乗せて泣き顔を笑う冴嶌。

きっと今、アイメイクが崩れて悲惨だと思う。

とりあえず、ベンチに座ってメイクを直す。

こんな顔を晒した事が一番、最悪だと思う。

裸を見せるより、イタイ。