クズレタ果実【完】

私は最後の手段として、自分の手で下着を外した。



「見てよ」



「服を着ろ」



私を見ず、煙草を吸い始めた冴嶌に、笑うしかなかった。

親に家から出されたように。

倫子の言った通り。

愛なんて、なかったよ。



「北川、何で…」



やっと私を見たと思えば、目を見開いて驚いてる。

気にも止めず、私を服を着て、ショルダーバックだけを持って部屋を飛び出した。