クズレタ果実【完】

「彼女が居ないからって、生徒の恋愛に妬かないで下さいよ!」



「んな事…あり得ねぇよ」



相手が日向で良かったと、私と桃真からは溜め息が漏れる。

勘付かれたら、どう誤魔化せば良いのか、私たちは何も考えてない。

桃真に任せたら、絶対に言う。

隠すのも嫌だけど、日向に言えば、明日にはバレてしまう。

そればかりは困る。



「生徒は教師からしたら可愛いでしょ。娘をくれる親父の気持ち」



こいつは何を知ってんだ。