クズレタ果実【完】

「そうかな?気を付けないと、人の気持ちは変わるよ」



「冴嶌はないね。性格が…」



「性格って!まぁ、心変わりが早いのは、私だけかな」



「ん?恋してんの?」



口を滑らしたのか、慌てて口を押さえた倫子に、私は顔を近付けた。

赤い顔で、諦めたように目を逸らした倫子は、躊躇いがちに頷いた。

…いったい誰に??

良い出会いでもあったの?