クズレタ果実【完】

「負けないから、倫子」



病室に入る前、小窓から中を覗きながら気合いを入れる。

倫子と新たなスタートを切らないと。

部屋に入ると、倫子は左手で私に手を振った。



「間に合ったよね?」



「うん。14時からだから1時間も余裕」



「私の方が、やる気満々になってるね;;」



パイプ椅子に座り、文字を書く練習に付き合う。

私が見本を書き、それを謎ってから、下に書いて行く。