現在、キャバクラで働く倫子は、中学3年生の夏…母親の彼氏から酷く暴力を受けるようになった。

当時はまだ、地味までと行かなくても、大人しかった倫子には、男からの罵声も止まらなかった。

母親の前で言われても、笑うだけで助けてくれない親に絶望した倫子。

家を飛び出して、警察に助けを求めて、誰にも言わずに施設へと行ってしまった。

―――でもある日、倫子はここへと帰って来た。