クズレタ果実【完】

帰りの車内でそれを聞かされ、「どうせ捜すんでしょ」と、溢した私に、冴嶌は首を振った。



「勝手に申し訳ないが、妹を父親から保護するように頼んだ。住民票も父親からは見れなくなるし、ちょっと手を加えたから。高校に行きたくなったら、行けるようにもなる」



「…何したの;;」



「知りたいか?」



「…一応、聞こうかな;;」



何でこんなに、聞くのが怖いのか。