クズレタ果実【完】

「25か。去年までは、副担だったんだろうね?熱心に話し掛けて来そう…」



「でも、イケメンだし良いや!」



女子たちの会話で、何となくわかった。

着任して来た教師が、このクラスの担任となる。

イケメンと呼ばれる男なんて、何人も見て来て慣れた私には、トキメク言葉ではない。



「苺華、行こうよ?」



「あ、うん!すぐ行くね!」



ボーッとした私に、声を掛けて来る翼。

でも私の前には、あいつが居た。