クズレタ果実【完】

無自覚でも、フリをしたわけじゃない。

私は、自分の容姿と頭脳が嫌い。

妹に敵わないのに、“可愛いね”とほざいた父親の取引先の社長たち。

褒められる度に、馬鹿にされてる気になってた。

始業式が終わり、着任式にクラス発表。

誰が担任になっても、私は大人を信じるつもりはない。

興味のない私は、コテで巻かれた金髪の長い髪の毛先を弄りながら、終わるのを待った。