休憩と称された5時間を過ぎ、私たちはラブホを後にした。 最初は気が引けたけど、マンションに連れて行くと、倫子が帰宅して居た。 「倫子?早退したんだね」 「うん。キャバも辞めないと行けないし、ここを出ようと思って。不動産屋で手頃な物件もあったし」 「そうなんだ」 倫子は私を誘う事はせず、1人やり直す覚悟があると感じた。 私もアパート探して出ないと。 ここに暮らすのは、無理な話だし。