クズレタ果実【完】

こうなったら、サボってやる。

ドアに向かおうと、方向転換。



「北川…」



でも、冴嶌に止められて、また回れ右。

涙で私より酷い顔になった倫子が、目の前に居る。

ホラーに近い状態に固まるも、逃げれば倫子は1人ぼっちになる。

私はスカートのポケットからハンカチを出して、倫子に手渡した。



「顔、ヤバいよ」



「そうじゃねぇだろ!」



…何で突っ込まれるの?;;

私は冴嶌に何を言うべきなのか、目で問い掛けて見た。