「もしかして、好きな人とか付き合ってる人がいるとか??」



「ふふっ、好きな人なんていませんよ」


──「皆様、本日はご来場いただきまして……」



「始まるみたいだね。じゃあ、またあとで」

そう言って、彼はどこかに歩いていった。