詠は「分からない」と目をつぶった その時詠達の前を秋桐高校剣道部が並んで歩いて行った その中に混ざっていた薊と目が合った詠は目を丸くした 薊は一瞬枳殻剣道部を見て勝ち誇ったような表情でニヤッと笑みを見せたからだ 「…あいつか」 詠はギュッと強く拳を握った あまりにも卑怯な薊に対して怒りが溢れてきたからだ だが「詠さん!」と華宮がそれを宥めた