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「じゃ、いってらっしゃい。」




笑顔でお母さんが私と杉崎君に手を振る。




「「いってきます!!」」





そして私と杉崎君は家を出て、学校を出た。





「てか…何で朝まで迎えに来ちゃってんのよ。」





「昨日言ったじゃん♪"明日も迎えに行くね"って。」





確かに昨日の帰り際に言ってたけど……





「それ、下校のときの話じゃないの!?」





まさか、登校まで一緒にしなければならないとは……





「実音ちゃんってほんと面白いね!!」





「どこがよ……」





爽やかな笑顔を私に向ける杉崎君に呆れた。