「あー、何かすごく緊張してきました。」




杉崎君が緊張するなんてこと、あるんだ?





「緊張しなくて良いのよ♪お父さんが帰ってくるのは7時半ぐらいだからまだ時間あるし。」





時計を見ると、まだ6時半だった。






あと1時間か……






「ご飯、まだ出来てないから実音の部屋ででもくつろいてれば??またご飯出来たら呼ぶから。」






そして私の部屋へ移動。




「はぁー、マジで緊張するわ。」





「大丈夫だよ。うちのお父さんおおらかだから。」





私は少しでも杉崎君の気持ちを和らげるために言った。




てか、事実だし。