社長!好きです!

それにしても・・・


メアリーのデザート

至福のひと時――――


「う~ん美味しい!」


確かにメアリーはお料理が抜群に上手い。


私は、完全にデザートに没頭してしまい・・・

最後の一口をスプーンで口に運び

やっとスプーンを置いて・・・


「あ・・」


たぶんずっと前に食べ終えてた社長


私を観察してたみたいで・・・


「僕は、メアリーのデザートに負けたようだね。」


食べるのに真剣になって忘れていた。

社長の存在!


そして・・・

今、本当なら一番問題のはずの『結婚』のこと!


その『結婚』って言う一大事なことを


「久利生さんの中じゃ、その指輪も僕の存在も結婚のことも忘れ去ってたようだね?」



はい・・その通りです。



恐るべし

私の食欲!?