社長!好きです!

お昼休み――――の社食


みんなの視線を浴びながらも一人健気に隅っこで食事してた。

あっちもこっちもヒソヒソ言ってる。


あー逃げたい

って思った




「久利生さん、災難だったね?」

って?

「壁下さん?」



いつも社食になんか来ない壁下さんがそこにトレーを持って立ってた。


「ここいい?」

「あ・・どうぞ。」


ホントのところみんなの目が集まる社食なんか避けたかった。


けど、何も悪いことなんかしてないんだからコソコソするのも

って思って・・・



「まさか、ここに居るとは思わなかったよ。」


そうでしょうとも。


私だって

「外に出ればよかったです。」

鮎原さんに外に誘われたってゆーのに・・・



「バカバカしいですけど

負けたくない・・とか思っちゃって」


誰とも分からない敵。

だからこそ『受けて立つ!』とか・・・



「ホント、バカだね。」


そう言う壁下さんも


「お互いさまじゃないですか?

わざわざ社食に来ちゃって。」


あっちも

こっちも


みんな

見てる。