社長!好きです!

「熱い抱擁中のようだが久利生さん
分かってるのか?

この子は、こんな時間に一人で来たんだぞ。」


ああ

そうだ・・・



「留理どうやって来たの?誰かと来たんじゃないの?」


留理を床に下ろし

私は床に跪いて留理の視線と合わせると


「うん。一人。タクシー乗ったらすぐ着いたよ。」


留理は胸を張ってそう言ったので


「そっか~、えらいね~。」


留理の様子がかわいくてつい褒めたら



「何を言ってるんだ久利生さん。

こんな時間にこんな幼い子だけで普通じゃないだろ?」


社長が怒った。


それはごもっとも。



でも、どうして一人で来たんだろう?


聞かなきゃ


「パパたちは?」


すると私の問いに留理がちょっと顔をしかめ



「パパは、きれいな女の人とお出かけ。」


そう言った。


きれいな女の人・・・・


ふう~ん


「じゃ、加崎・・・勇士パパは?」