社長!好きです!

「兄さんが和ちゃんと結婚するなんて俺は許さない!」


ええっ゛!?


結婚!?


どうしてそんなことになる訳っ!?


違うでしょ?


どうしてそう話の展開が・・・



「結婚なんかしませんっっ!」



なんとか社長の腕を放し

自力で立ち


思いっきり言い切った


のにっ!?



「和ちゃんは、何だかんだ言って兄さんのことが好きだったんだね・・・」



由が肩を落として言ったのに対して



実際

当たってるし・・・


私が社長を好きなことは事実だし・・・



『好きなんかじゃない』って

否定できたらいいのに


できない私がそこに無言でいるしかなくて・・・



「何を照れてるんだ。

もう、隠しても仕方ないだろ?」


押し黙った私に

社長は、そう言って


離れたはずの私をグイッと自分の腕の中に引き寄せ



「お前には悪いが久利生さんと僕は結婚する。」



はい!?

ってか・・・ちょっと・・・



「ちょ・・・ちょっと待って

そんな勝手な・・・うんっ・・」



否定の言葉は 

社長のキスによってかき消された。




そして・・・



パチパチパチ



拍手?




社長のキスから解放され


見れば



社員寮の入り口に


全員集合!


ひぃ~~~~~~~っ!

マジですか?