社長!好きです!

「加崎、ちゃんと秘密にしとくから、
正直に言っちゃって。

この子、加崎の子なんでしょ?」


運転中の加崎に向かって質問。


加崎がルームミラーでこっちを見て


「だからあ~・・・」

とまた言い掛け

答えようとしたとき


ピロリロリ~ン!

と私の携帯が鳴った。


社長だ!


・・ったく間が悪いったら


急いで携帯をカバンから取り出し

「はい、久利生です。」

出ると・・・

「どこにいるんだ!」

いきなり怒鳴られた。



「・・・」


何で怒鳴られるのか分からない。


いきなり怒鳴った社長に少々ムッとして

しばし無言でいると



「おい?どうしたんだ?」


電話の向こう

急に社長が心配そうな声になった。


心配そうな声にちょっと

面白くなって・・・



「しゃ・・社長、た・・助けて!」


とそれだけ言って

プツ!

携帯を切った。




くすっ!

どう?社長ってば驚いたかしら?



思ったら


すぐさま


ピロリロリ~ン!

携帯が鳴った。