「だから、この子の親は・・・」
加崎が私に何か言おうとして
「あっ!もう、こんな時間!」
時計を見て
慌てて立ち上がった。
「ちょっと・・・」
今、言おうとしてた話は?
だから、この子は誰の子なのよ?
「留理、準備できてる?」
加崎がそう聞くと
「うん!」
と返事して
加崎の子供がどこかに
タッタッタ~
と走って行って
戻ってくると
小さなリュックを背負ってた。
どこかに行くの?
二人が手を繋ぐ。
「じゃ、行こうか。」
加崎が子供に向かって言うと
「うん。」
子供の方も
加崎の方を見上げて
ニコニコと返事をする。
こんな時間
子供がこんなに嬉しそうにするお出かけなんかある?
リュックを背負ってる
とゆ~ことは・・・
こんな時間に遊園地?
まさか・・・ねぇ。
私の乏しい想像力じゃ・・・分からないや。
取り合えず
二人に着いてくしかない・・・みたい。
私もソファーから立ち上がった。

