社長!好きです!

「和、早くっ!」

加崎が呼ぶ。


ちょっと小走りで加崎の方に向かい

目の前

すごいマンションに気がつき

思わず足を止めた。



入り口で加崎が待ってる。



「置いてくわよ!」


別にいいけど

でもやっぱり置いてかれるのも



また歩き出すと


「走れっ!」


入り口でイライラしたように待つ加崎が

やっぱり男に戻って

怒鳴った。



加崎が入り口でパネルに人差し指をかざす




ウィ~ン



自動ドアが開いた。



「ちゃんと離れずに着いて来て。」


加崎が先を行く。


すぐにもう一つの自動ドアの前


加崎がまた指をかざし

私たちは自動ドアを通り抜けた。


「すごっ!厳重すぎ・・・」


辺りを見回してる私に


「早くっ!」


いつの間にかエレベーターの前で先に
待つ加崎。


なにをそんなに急ぐ必要があるの?


それにこのゴージャスなマンションはなに?


だいたい

さっき見た加崎のお財布もなんなの?


謎だらけ・・・


でも

着いてくしかないみたい・・・




エレベーターに乗る



加崎が最上階を押した。


最上階!?



「聞いていい?」


着くまでに聞いとこう

と思った

ら・・・


「後で」


ピシッと断られ


その数秒後―――


チ~ン



最上階に着いた。



「早っ!」


今乗り込んだのに・・・