社長!好きです!

「あっ、そうだ!」

食べ始めてから少しして

加崎が思い出したように私を見た。


さっきからずーっと

「どう?美味しい?」

とか

壁下さんの方ばかり見てしゃべってたから


今日は放って置いてもらえると

思ってた


のに?


「和にお願いがあったんだった。」


お願い?

なんだか・・・嫌な予感?



加崎の方を見ないことにして

私が返事をしないでいると


「お願いってなんですか?」



壁下さんが代わりに聞いてる。



聞かなくていいから・・・


とか

思いながら



こっちは聞こえてない振り




「あのね、和しか頼める人いないのよ。」


とか

言い出す加崎。



チラッと目を上げると

加崎の隣

壁下さんが興味津々な感じ?



「頼み事って?」


一応聞いてやるか・・・




思った





急に腕時計を見て



「あら・・もう行かなくくちゃ。」


立ち上がる加崎


「じゃ、帰りにお願いね。」

とか言って



「壁下くん、お弁当箱
和に預けておいてね。」



は?




まだ何も言ってないし


ってゆ~か・・・



『帰りにお願いね』って?


お願いの内容は?



「ちょっ・・加崎っ!」



加崎は手を振り

行ってしまった。