社長!好きです!

「あれです、

電車で“ハンガー”って

言ったこと・・・。」



「え?あれ?

まさか!

あんなことで仕返しなんか
子供じゃないんだからさあ~。」



呆れたような反応・・・



「分かった!『おばさん』って言ったのは謝ります。
それで、怒ってるんでしょ?」



話が・・・そこへ来たか?



「だけど、和ちゃんだって

俺のこと“ハンガー”呼ばわりしたし。

ああ、でも、それの仕返しとか

しかも

恨みだなんてあり得ないよ?」



じゃあ、なんなの?



「そうですけど・・・。」



「純粋に、俺は、和ちゃんが気に入ったの。」



副社長は、これで、話は分かったとばかりに


すっごい笑顔


眩しい笑顔・・・



まあ、私も7~8年若ければ

その笑顔にしてやられたんでしょうけど・・・




「副社長・・・迷惑ですから。」


この際だから

はっきり言った。


が・・・