なのに私のこんな状況にお構いなし?
お昼休み―――
お弁当持って食堂に行くと・・・
手を振る人――
副社長!
こっちこっちと・・・手招き
無視する?
どうする?
他の社員の興味津々の目
無視しよう
気付かなかった振りすることにした。
のに?
「あれ~、どうしてそっちに座るわけ?」
何なのあんたは?
そそくさとトレーを持ってこっちに移動してくる副社長・・・
「なんの御用でしょうか?」
私の正面に座った副社長に
冷たい視線をなげかけたのだが・・・
「何って?
一緒に食べようと思っただけだけど?」
どうしてそうやって軽く
普通のことのように言うわけ?
しかも、超笑顔なんですけど・・・
「和ちゃん、お弁当なんだね。
自分で作ってるの?
だよね?実家暮らしじゃないもんね?
彼氏いないんでしょ?その料理の腕前はもったいないね。」
自分で作ったお弁当じゃないって
否定する間も無かった。

