「また、会ったね。」
あっ・・・
「おはよう・・ございます。」
翌日―――
偶然 また
副社長と電車が重なった。
やだやだ・・やだ!
今日は、さなえが早く出掛けたから
一人だし・・・
できれば
無視・・・したい
けど
副社長は、私のつり革の上を掴んで
「なんか嫌そうだね?」
と顔を覗き込んできた。
「そんなこと・・・ないです。」
そうか・・・
この人、背がかなり高いんだ。
覗き込まれ
顔が・・・近い
近すぎなんですけど・・・
もうひとつ、つり革を移動したいが
あいにくこの混雑。。。
移動もできない。。。
話すことなんかないし
取り合えず
違う方向を向いとくことにしたが・・・

