「こももちゃん、大丈夫?」
いつの間にか現れたのは
企画部の新人
佐藤立
俯いたままの江戸川小百を
心配そうに覗きこみ
「ほら、顔上げなよ。」
と
肩なんか
ポンポンって叩いて
「こももちゃんは、笑っていなくちゃダメだよ。」
とか
言っちゃって
慰めてる。
「だけど・・・私・・
態度でかいって言われちゃって・・。」
江戸川小百がそう言いながら
顔を上げて・・・
顔を上げたら涙でグシャグシャ
ってゆ~んじゃなくって
まるで絵に描いたように
綺麗に涙が頬を伝って落ちた。
計算されつくした涙?
すごい・・・や
思わず感心してしまった。
いや・・・
そんな場合じゃない・・・
そんな涙に余計に男は・・・・
佐藤立は騙されたのか・・

