「さなえもう出掛けちゃったんだ。」
起きて誰もいないリビングで
一人なぜかホッとする。
今日からまた出張って言ってたさなえ。
やっぱり当分
顔合わせない方がいい
余計なこと気になって仕方ないから・・・
キッチンのテーブルの上にお弁当があった。
すごく
すごく
申し訳ない気持ちになった。
「やっぱりこの部屋出るべきだよね?」
それは当然のこと
「住むとこ探さなきゃ・・・だ。」
バックを持って部屋を出るとき
どうしてだろう・・・
なんでこんなこと・・・
訳の分からない思いが湧き上がってくるのを
感じながら
「はあ~あ。」
溜息一つ
「ショウガナイ・・よ。」
いろんなこと
その一言でしまい込んで
ドアを閉めた。

