「だいたい君って人は・・・ ゴホッ!・・・」 運転席に身を乗り出していた 社長が咳きこみ ポケットからハンカチを取り出し 口に当て 座席に体をあずけ ハンカチを口に当てたまま 上を見上げ目をつぶり そして・・・ しばらく静かになってしまった。 どうしたの? 「どうしたんですか?」 多分・・ 当然だけど・・ 「酔ったんですか?」 そのまま沈黙かと思ったら 「ああ、酔ったとも! 君のレーサー並みの運転テクニックでね!」 バタン! と 社長がそう言い車から降りてしまった。