社長!好きです!

本当に・・・

芽室さん・・・


昨日までとは

大違い?



「ああ・・・ごめん。

久利生さんにちゃんと言わなきゃなって
昨日から
反省してたんだ。」


反省・・・

そうなんだ。



「いえ・・そんな。」


「これからは、社長たちじゃなくって
久利生さんを守らなきゃならないね。」



芽室さんが微笑んだ。


それから

サッと手を差し出してきて・・・




「これからよろしく。

僕は、副社長の秘書になったけど
そっちのサポートもするつもりだから。」



ああ

“陽だまりみたいな人”って・・・

このこと?



温かい笑顔だった。


ちょっと、さっきの“秘書”を語る姿は凄かったけど・・・



「よ、よろしくお願いします。」


差し出された手・・・


こうゆうときの握手って

初めてで

戸惑いながらも

その手を握った。



力強く温かな

手・・・


少しだけ・・・

秘書を頑張れるかもって・・・

感じになった。


秘書室二人目の味方誕生の瞬間?