「やあ、おはよう!」
またしても
今朝の電車に由がいた。
由の姿を車内に見つけて
時間をずらさなかったことを
少し後悔。
「おはよう・・ございます。」
「何?和ちゃん元気ないね?」
だって
あんたが頭痛の種なんだから・・・
「和ってば、今日から部署変わるから
緊張してるんですよ。」
隣でさなえが由に言った。
「そっか・・・
そうだった。
和ちゃん、兄貴の秘書になってしまったんだよね。」
由が悲しそうに言う。
それって全部あんたのせいでしょ!
『兄貴の秘書になってしまった』だと!?
「なりたくて成ったんじゃないんですからね!」
そう言い返した瞬間―――

