「だから、それは・・・。」 多分、由も社長の策が分かったらしい。 「お前の秘書は、今日から芽室くんと能成くんだ。 いいか、これ以上問題を犯したら お前だけじゃなくその秘書の彼らにも 責務が問われることになるからな。」 「な・・そんな・・」 「お前の要望どおりに久利生さんを秘書にしたんだから 会社にはちゃんと来るように。 分かったな。」 完全に社長の方が 由・・・あんたより 賢いよ・・・ 私は、同情するよりも 憐みの視線を由に送った。