「久利生さんは、
佐久良さんと仲がいいみたいですけど、
彼女を騙すのもやめた方がいいですよ。
彼女はあなたなんかと違うんですから。」
急に何かと思えば
芽室さんがそんなことを言い出した。
笑美花を騙す?
私が?
なんで?
つか・・・
どうしてそんな話に?
「佐久良さんを騙してなんていませんから。
私たち何でも話せる友だちなんです。」
「友だち?
佐久良さんが?
久利生さんみたいな人と
友だち?
あり得ないでしょ?」
そりゃ~どうも。
『久利生さんみたいな人』って
かなり私が酷いみたいじゃない?
笑美花はお嬢さまかもしれないけど・・・
笑美花のあのパンチを見たら
絶対に印象変わるって・・・
私より凄いから・・・
そう言えば
芽室さんは知ってるんだろうか?
笑美花と社長たちの関係。
だけど・・・
ってゆ~か・・・

