これ以上
社長に誤解される訳にはいかない。
由の腕の中で一生懸命にもがくも
その腕が全く緩む様子もなく・・・
とうとう社長が私たちの所まで
やって来てしまった・・・。。。
「やっぱり来た。思ったとおり。」
由は、社長に向かってそう言った。
由・・・来ると思うのなら
どうしてこんなことする?
社長を避けるべきだったんじゃないの?
由のやってることが分からない・・・
「いくらこの時間だからって
うちの社員がどこで見てるか分からないんだぞ!」
社長の怒りは顔を見なくても分かった。
やばい・・・完全にやばいぞこれは!!
社長の視線が背中に突き刺さる。
振り向けない・・・
どうすればいい?この状況。。。

