「ちょ、ちょっと、
ほ、ホントに手え離してよ!」
私は、駅まで由に手を掴まれたまま
走って来た。
やっとのことで
その手を引き離し
立ち止まった。
ゼエゼエ・・・
普段、スポーツもしないから
かなり息が上がって・・・・
苦しい・・・
見ると、由は平気な顔...
ダメだ・・・
立っているのも辛くて
私はしゃがみ込んだ。
「大丈夫?」
由は、私の様子に
半笑いで聞いてきた。
笑うわけ?
あんたのせいでこんなに
なってんでしょ!
って言いたいのに
言う気力も残っていない・・・。。。
恨めしそうに由を見上げると
「いや~、楽しかったね。
兄貴のあんな顔初めて見たよ。」
由は、楽しそうにそう言って
私の傍らに一緒にしゃがみ込んだ。

