それから、料理の腕前が素晴らしいのよね。 料理のレパートリーは広いし……。 極め付きは、警視総監の息子!! まぁ、中島は親の七光りと陰口を叩かれるから、嫌みたいだけど。 とにかく、中島は“我が校の顔”と言っても過言ではない。 つまりはだ。 女の熾烈な戦いが、この男を巡って繰り広げられる――ってか、もう既に始まっておりまして……。 あたしは、その女共を相手しなければならないわけですよ。 この男が、あたしに懐く所為で! そう、嫉妬よ、嫉妬!!