【完】俺だけを愛して溺れろ。




ふと、あたしは思う。



蒼空と初めて出会ったあの日。



もし、雨が降っていなかったら。



もし、あたしが折り畳み傘を持っていなかったら。



蒼空はあたしに話しかけることはなかっただろう。



それどころか、あたしたちがこの高校に入っていなかったら、まず出会うこともなかっただろう。



全ては偶然。



いや、必然よ。



神様がこうなるように仕向けてくれた。



そう、信じてる。