まぁ、いつかは中島にあのことを話さなければならない日が来るとは思っていたけど……。 今が頃合か。 あたしは悲しげに口角を上げる。 『あたしね?帰るところがないんだ』 そして、気になった写真立てを手に取る。 『頼れる人は兄ちゃんとお父さんだけ。まぁ、金銭的問題のみ頼ってるんだけど』 「……」 『ねぇ、知ってる?勉強嫌いなあたしが特待生になった理由も、一人暮らしをしている理由も』 「……」