天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

してほしいこと…?


そうだなぁ…。


「肩、揉んでくれ」


「了解☆」


そう言って天鬼は、俺の肩をもみ始めた。


…案外力あるんだな…。


「うわぁ、お父さんすごい凝ってるね」


「ずっと机に向かってばっかだからじゃない?」


確かに…あまり動かすときはねぇかな。


「じゃあ…頑張ってね」


…ん?


頑張るって、何をだ?


それを聞こうとしたとき。


「いだだだだっ!?ちょっ…天鬼、痛いって…!力入れすぎだっ!!」


ものすっごい力が、俺の肩を砕く。


いや、もう砕くって言っていいくらいだぞ、ほんと。


その激痛に、俺は少しの間耐えていた…。