天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

怒鳴ったというのにまだ止まない声。


…いい加減怒っていいだろうか、いいよね。


あたしは二人の間からするっと抜けた。


「いい加減に、しろー!!!!あんたらには迷惑という言葉が分からんのかっ!!あたしはもう帰る!着いてくんなよ!」


間抜け面した二人を置いて、あたしは屯所に向かった。






その間中、あたしが荒れていたのは言うまでもない。