天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

「土方さーん、ヒマだからどこか行ってもいい?」


「あぁ?…いいが、気をつけろよ」


土方さんは書き物をしている書類から目を離さずに答えた。


「「はーい。行ってきまーす」」


「おー、行ってらっしゃい」


…こんなやりとりがあったら、親子だよね、もはや。






そしてあたしたちはとりあえず刀は差して、屯所を出た。