天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

翌日。


翼鬼の体調はすっかり回復した。


「ごめんねぇ、熱出しちゃって」


「ほんとだよ…」


「え、あたし迷惑かけた!?」


「別に…」


「ちょっと、総司!?なんでそんなに不機嫌なの!?」


「なんでもないよ!」


「嘘だぁっ!」


翼鬼は、昨日のことを覚えていなかった。


俺がどれだけ我慢したと思ってるんだよ!!